静岡市でペットと泊まれる宿「梅ヶ島温泉 湯の華」さんに柴犬と宿泊

保護犬

今回の旅行の前のお盆休みに家族4人で、黒部ダムを目的として長野県に1泊しました。
天気にも恵まれ、中々よき観光地でした。

我が家は5人家族ですが、長野への旅行は上の娘が夏季講習の為、たぶん柴犬のさくらとお留守番。
散歩やエサの世話も長女にお願いしておりました。

流石に、長女とさくらが少々可哀そうな気もしたので、近場でペットと泊まれる宿を探したところ、梅ヶ島温泉の湯の華さんが温泉に入れる民宿とのことで、お邪魔してみました。

梅ヶ島温泉 湯の華(温泉民宿)

アクセス

私は生まれが安倍川沿いの牛妻笹子団地のため、梅ヶ島温泉は馴染みのある温泉地です。
中学生時代には、友人と朝暗いうちから自転車で出発して日帰りしたこともありました。お尻が痛くなったことを覚えています。
梅ヶ島は静岡駅から約北に45kmほど、車で70分ほどの距離にあります。
県外からの来られる場合は、新東名高速道路の新静岡ICを北に38km、50分ほどです。

インターからの道中はかなり道が整備されているため(以前はところどころ悪路があった)、夜間でもゆっくり走れば初めても方でも問題ないと思います。

ペットと過ごせる宿

私たちが到着すると、ちょうど前日に宿泊されていたペット(犬)づれのお客さんが、2組ほどチェックアウトされていて、少しお話させていただきましたが関西方面からのご旅行だそうです。

事前にペットを室内に連れてOKとは知っていましたが、畳敷きの和室でペットを離しても良いとのことでした。ある意味室内飼いのペットでしたら、自宅と同じように過ごすことができます。

ホームページに掲載がある通り、宿では猫も数匹飼っていらっしゃるので、時々「にゃー」と鳴きながら、廊下を歩いていたりします。

さくらも、室内を嗅ぎまわっていました。

ペットを連れての旅行は汚さないように、吠えないように、他のお客様に迷惑かけないようにと中々気を使うことも多くありますが、湯の華さんは、宿のスタッフさんも、宿泊者もペットがいることを当たり前のように受け入れてくださるので、非常に楽です。

なんというか、自然と人(里)との境界が非常に近い、曖昧であった少し前の日本の里の感覚が残っているような気がします。これを心地よいと感じるか、苦手と感じるかは人それぞれだと思いますが、少なくともペットを連れての旅の宿泊地として、静岡市内で特におすすめできます。

とろみのある温泉

私は静岡市内出身ですので、非常に馴染みのある温泉地です。およそ1700年前から存在する温泉地で、アルカリ単純硫黄泉のとろみのある泉質が特徴です。

梅ヶ島温泉【公式サイト】
静岡の秘境にある濃い温泉。ここ梅ヶ島温泉は、1700年前の古墳時代から伝わる歴史ある温泉です。

また、宿の名称のとおり温泉は白い浮遊する湯の華が浮いています。温泉地では良く見られる硫黄などの成分です。

宿が混み合っているときは、浴室の前のボードで予約も可能ですが、空いているときは他の方が入っていなければ自由に入浴できます。
洗い場は2か所あり、内湯のみで浴槽は5人ほどは十分に入浴できるので、家族でも貸し切りで楽しめます。

温度は1回目は熱め(42℃くらい)、2回目はちょうど良い(40℃くらい)でした。子供は少々熱かったようです。薪で加温されているようですので、その調整が難しいのかもしれません。

山の幸の食事

私はあまり食事に含蓄のがあるタイプではないので、なんとも言えないのですが、十分に美味しく、量も丁度良い夕食でした。ヤマメは通常プランでは付かないかもしれません。

お酒(日本酒・ビール・ワイン)もあるので、白飯はおさえて、ちびちびやるのも楽しめます。

料金がお手頃

料金は1泊2食付きで8,580円~です。

ご夫婦2人、ペット連れて、温泉入って、2食付いて20,000円以下です。
遅めの時間に静岡市到着予定の場合は、途中で夕食を食べて朝食のみというプランもあります。

ただし、客室に水回り(トイレ・洗面など)はありませんのでご注意を。

アットホームな雰囲気

少しやわらかめの言葉で「アットホーム」という言葉で表現しましたが、なんというか友達の田舎の実家に来たような雰囲気です。50年以上営業されており、建物も恐らく増改築を繰り返しながら時代の変遷の経て、現在まで続かれています。

昭和50年生まれの私ですが、「懐かしいなあ」という心持となりました。

接客は女将と若女将のお二人が主に対応いただきますが、とても気さくで気持ちの良い接客でした。ホームページがとても良く雰囲気を伝えております。

【公式】梅ヶ島温泉 湯の華 -ゆのはな-
梅ヶ島温泉にある小さな民宿です。安倍の大滝に一番近い宿。赤い吊り橋が目印。ペット可、おひとりさま歓迎!4匹の看板猫がお出迎え。貸し切り温泉、貸し切りキャンプ場、キッズルームあり。6名様以上で貸切も可能。合宿もご相談ください。

1日1組のみのキャンプ場も併設

1年を通して、1日1組限定のキャンプ場も併設されています。
特に冬場は20cm以上積雪することもあるそうで、雪中キャンプを楽しむお客さんもいるそうです。もちろん、温泉も入れます。
ただし、夜間などはキャンプ場のトイレは簡易トイレですので、女性は少し覚悟が必要かもです。

その他の写真


朝靄


道路からの入口


宿の猫


朝の散歩中のさくら

安倍の大滝へ散策

宿へ続く道の脇に「安倍の大滝」への道が続いています。
往復で2時間程度とお聞きしておりましたので、2日目の朝にさくらを宿に置いて、散策にでかけました。

当初は順調に登っていたのですが、途中で妻が「ヒル!」と叫ぶと、娘たちは絶望した表情で足元を確認し、血だらけのソックスをみて「もう帰る!」とのこと。

笑ってしまいましたが、なんとかなだめて安倍の大滝に到着。
想像していたより立派な滝で驚きましたが、娘たちはすぐにでも立ち去りたい様子で、引き返しました。

雨の降った翌日ということもあり、歩いているだけでヒルが足首のあたりに吸い付いており参りました。虫よけスプレーなどで対処しましたが、もう少しちゃんと準備するか、時期を変える必要があるようです。
ヒルも含めて、私は良い思い出になりました。
娘たちは「二度と山には行かない」と言っておりましたが。

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